健康な食事について考えるブログ

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「食品添加物」「農薬」が使われ始めたのはいつ?―“高度経済成長”の功罪

      2013/10/30

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我が国で、食品添加物や農薬などの化学物質が食品・食物に対して大量に使われ始めたのは、高度経済成長期まっただ中の1960~70年代だと言われています。

 

生活スタイルの変化と食生活における需要の関係

朝鮮戦争特需をきっかけに、重工業が発達し、農業基本法が制定されて農業の構造改革が行われました。農業経営の技術化・効率化が図られ、化学肥料、農薬、農業機械などが広く普及することとなります。

これとともに、農業人口の約半数が工業地帯に流れ込み、良質な労働者が確保されるようになりました。

 

大企業の繁栄とともに労働者運動も盛んになり、賃金も上昇する一方で、技術革新の波が家電製品にも及び、国民のライフスタイルも大きく変貌していきます。いわゆる三種の神器「冷蔵庫」「洗濯機」「テレビ」の他にも、電気掃除機や電気ポットなどが販売され、普及したのもこの頃です。

 

このように、それまで女性が一手に引き受けてきた家事労働が、便利な電化製品に任せられるようになると、世の経済発展の風潮も相俟って、女性たちが積極的に社会に進出するようになりました。そうすると、家庭の食事の支度にも手間暇をかけない便利なものが求められ、手軽に食卓に出せる加工食品の需要が増えました。

 

“食品添加物”全盛の理由

数多の食品メーカーもまた、繁栄を遂げる他企業に負けじと、上記のような消費者の需要に“低コスト”で応え、自社利益を大きく上げるため、様々な食品加工法の開発に迫られました。
また、本格化した国土開発の中で、航空路や高速道路などの交通網も飛躍的に広がりましたので、このような流通手段を利用しない手はありません。

 

つまり、効率的に素早く生産でき、人件費を抑えられる(一流の職人でなくても、一般雇用者が生産工程に携わっても均質な商品をつくれる、機械による自動大量生産が可能)、一定品質のまま長持ちさせ、遠方まで広い範囲に流通させることができる、そのような条件を満たす食品製造方法が、「食品添加物」を付加するというものでした。
つまり、売る側にとって大変魅力的なメリットがあったのです。

 

こうして現代のように、食品の加工ラインにおいて、様々な種類の「食品添加物」が使用されることになったのです。

 

「食品添加物や農薬が普及し、社会問題化するまで~ようやく危険性が指摘された70年代」

 

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