健康な食事について考えるブログ

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日本人の食生活の変化~戦後・高度経済成長期から現代まで

      2013/10/30

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日本人の伝統的な食事の基本は“一汁一菜”

元来日本人の食事は、世界諸国と比べても非常に栄養バランスのよい、優れたものでした。
質素ではありながら、主食である米を中心に、魚介類、野菜、海草類、そして味噌汁などの大豆食品などで「一汁一菜」もしくは「一汁二菜」を構成する食事風景が、昭和40年代頃まで、どこの家庭でも普通に見られました。

しかしその後、高度経済成長期の最盛期を迎え、日本人の食生活も大きな変化を遂げていくこととなります。

 

戦後の学校給食支援とアメリカの思惑

戦後、欧米諸国の援助を受けた学校給食をきっかけに、米に代わる主食としてパン、魚介類に代わるたんぱく源として肉類、そして乳製品などが、一般家庭の食卓にも浸透していったと言われています。
この海外からの学校給食支援には、当時生産小麦の余剰に困っていたアメリカの小麦戦略が大きく関わっていると言われています。

→《「戦後の日本の食卓の洋食化とアメリカの外圧の関係」》

 

もし日本人がパンの味を覚え、ご飯の代わりにパンを主食に取り入れるようになれば、それにつれて原料の小麦だけでなく、パンに相応しい肉類や卵、油脂類、牛乳やチーズなど乳製品の需要も高まり、アメリカからの輸入量が増えるはずだと、アメリカの経済主導者たちは考えたわけですね。

 

高度経済成長が日本の食生活にもたらしたもの

そして、経済成長による社会の発展、すなわち食品加工技術や流通技術の進歩による、一般市民のライフスタイルの変化が、私たちの食生活にも実に大きな影響を及ぼしました。

 

核家族化、女性の社会進出、それらの社会事情も相俟って、私たちは毎日の食事に「体の健康」よりもむしろ「便利さ」や「美味しさ(=心の癒し)」を求めるようになったのではないでしょうか。

都市部だけでなく地方にも経済発展の波が押し寄せ、スーパーやコンビニエンスストア、ファミリーレストランや手軽な食事処が軒並み立ち並ぶようになりました。そのような店では、料理や食べ物の種類も豊富で、しかも比較的安価に手に入ります。

 

このようにして、単に食事メニューの西洋化だけでなく、利便性の追求、効率化が進んだために、現代の私たちの食生活はかつての日本食とは大きく変化し、結果として高カロリー、高脂肪、高糖質の食習慣を生み、様々な生活習慣病を引き起こす要因をもたらしています。

 

「「食品添加物」「農薬」が使われ始めたのはいつ?―“高度経済成長”の功罪」

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