健康な食事について考えるブログ

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ゼロカロリーで太るのはなぜ?人工甘味料とダイエットコーラの恐るべき副作用

      2015/09/25

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甘いものを我慢せずに食べながら痩せたい。
カロリーを気にせずおいしい食事をしながら、血糖値やインスリン分泌を抑えたい、糖尿病を改善したい…。

そんな現代人のぜいたくな?悩みをいかにも解消してくれそうなのが、人工甘味料を利用したゼロカロリー甘味料や低カロリーのダイエット食品などです。

特にコカコーラゼロを始めとするダイエットコーラは、海外だけでなく日本でも人気です。

中でもトクホ認定された「メッツ・コーラ」は、CM中で「あしたのジョー」の矢吹ジョーが減量中にジャンクフードをどか食いしながらコーラを飲んでみせ、視聴者を驚かせてくれますが、あれを見ていると、何だか脂っこいものを食べてもメッツ・コーラさえ飲んでいればカロリーが抑えられるかのように錯覚してしまいそうです。

→ 関連記事「難消化性デキストリン-メッツ・コーラ」

まあそこまで大げさでないにしても、少なくともゼロカロリーなら体によいはずだと信じて常飲してしまう消費者も少なくないようです。

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本当に『ゼロカロリー=太らない』のか?

結論を先に言いますと、人工甘味料によりゼロカロリーや低カロリーに抑えた食品・飲み物で、かえって肥満になったり糖尿病を引き起こすリスクが高まることが分かっています。

カロリーが無いはずなのになぜ…? と不思議に思いますよね?
ひょっとすると、身に覚えのあるあなたはギクリとしたかもしれませんね(笑)

ダイエットコーラやゼリー、あるいはパルスイート等でせっせと糖質制限に励んでいるという方には、ショックかもしれませんがぜひ最後まで読んでいただきたいと思います。

その前に、そもそもどうして人工甘味料でゼロカロリーになるのか?
そのカラクリを理解するために、下の記事をまだ読んでいない方は先にこちらをご覧ください。
→ 人工甘味料の危険な甘さ~どうしてゼロカロリーなの?

ちなみに味の素のパルスイートシリーズの危険については、こちらにまとめてあります。
→ パルスイート(味の素)の危険性とは?アスパルテームで血糖値を上げないカラクリ

 

ダイエットコーラは逆に太る! 糖尿病や血糖値も悪化します。

人工甘味料は(ほぼ)カロリーゼロ。これは間違いありません。
そして理論的には、カロリー摂取を少なくすれば血糖値は下がり、糖尿病も治まってくるはず。

しかし現実には…そんなもっともな理屈と相反する研究データが、世界的に多数出てきています。
ここでは、2つの研究事例をご紹介します。

①フランスの調査事例

2013年1月、フランス国立保健医学研究による研究報告では、砂糖のみでなく人工甘味料も糖尿病のリスクを高めることが明らかになりました。

約6万6000人の中年女性に対し、砂糖の入った炭酸飲料と人工甘味料の入った炭酸飲料水が体に与える影響について、14年間追跡調査を行いました。
その結果、1週間に一度、500mlの人工甘味料入り炭酸飲料を飲む場合では、同じように砂糖入り炭酸飲料を飲む場合よりも、糖尿病のリスクが下表のように大きく増加しました。

週に1回、飲んだ量 糖尿病リスクの増加率(砂糖入り炭酸飲料との比)
人工甘味料入り 炭酸飲料   500 ml 15 増加
人工甘味料入り 炭酸飲料 1500 ml 59 増加

普通の砂糖入り炭酸飲料よりも、人工甘味料入り炭酸飲料を飲んだときのほうが、明らかに糖尿病リスクが高くなっていますね。

②アメリカの調査事例

2011年6月、アメリカの糖尿病学会で、「ダイエット清涼飲料を1日2本以上飲んでいる人は、飲まない人に比べて約10年間でウエストの増加率が平均で5倍以上に達していた」との報告がありました。

このデータを発表したのは、テキサス大学サンアントニオ健康科学センターの研究チームで、アメリカ人474人を対象に、1日に飲むダイエット飲料の量、身長、体重、ウエストサイズを約9年半にわたって追跡調査したそうです。
その結果について、同センターの関係者が述べたところによると、下表のようになりました。

カロリーゼロのダイエット飲料を   1日に飲んだ本数 約9年半における   ウエストの増加
全く飲まない 0.76 cm
0.5  1.52 cm  全く飲まなかった場合と比べて、2倍
1~2 2.28 cm  3倍
本以上 4.74 cm  6倍

ダイエット飲料を1日に2本以上飲んだ人は、全く飲まなかった人に比べると、ウエストの増加分が平均して約6倍も大きいことが分かります。

※注意:ウエストそのものが6倍になったわけではありません。ウエストの“増えた長さ”が6倍です(^^;)

 

上の2つの事例を見ても分かるとおり、人工甘味料を用いたダイエット飲料を飲んでいる人のほうが明らかに太り、糖尿病のリスクも高まっています。

一体どうしてこうなってしまうのでしょう?

 

どうしてカロリーゼロの人工甘味料で太ってしまうの?

恐らく次のような原因が考えられます。

心理的要因

カロリーゼロだと思うとつい気がゆるみ、たくさん食べてしまう。

強度な甘味に対する慣れ

人工甘味料の強い甘味に慣れてしまうと、普通の砂糖でも通常量では物足りなくなり、多めに入れるようになってしまう。

生理的要因

●砂糖などカロリーを持つ糖質は、エネルギーに変換されることにより食欲をある程度満足させるが、人工甘味料はカロリーがないため、自然に体がエネルギー源を求め、さらに食欲を促してしまう。

●砂糖(ショ糖)を摂取すると、脳の神経伝達物質「ドーパミン」が活性化される。

このドーパミンは、報酬を得られたという満足や幸せを感じさせる物質です。
ところが人工甘味料は、このドーパミンを活性化させないため、甘みを感じるにもかかわらず報酬感を得られないことから、より多くの、または強い甘味を求め、結局はたくさんの甘いものを摂取してしまうことになります。

生体的要因

2014年、イスラエルのワイスマン科学研究所の研究によると、人工甘味料が腸内細菌に作用して耐糖能異常を引き起こす可能性があるそうです。

※耐糖能異常:血中の糖を体内に取り込む能力が、何らかの異常により低下する症状。
血糖値が正常とも糖尿病とも言いがたい中間の範囲にある場合には「耐糖能異常」と診断される。
「境界型糖尿病」と呼ばれることもある。

マウスやヒトを使ったさまざまな実験により、人工甘味料による耐糖能異常の発症に腸内細菌が関わることは明らかなようです。

胃や腸で消化されない人工甘味料が腸に届いて腸内細菌に作用し、何らかの物質が分泌されて炎症反応を引き起こし、血液中の糖を体内に取り込む能力に障害が出るものと考えられています。

詳細を知りたい方は、下記のサイトをご覧ください。
最新健康ニュース「人工甘味料で糖尿病やメタボリック症候群のリスクが増加?」

カロリーが全くないはずの人工甘味料で、かえって太ったり、血糖値を上げて糖尿病をリスクを高める…。
このような恐ろしい副作用は、ダイエットコーラに限らず、ゼロカロリー甘味料や、低カロリーを謳う全てのダイエット食品に当てはまります。

とにもかくにも、人工甘味料に依存した糖質制限やダイエットだけは、即刻やめたほうがよさそうです。

 

甘い食べ物を無理なく控える…そのためにも食品の正しい知識を身に付けましょう

「カロリーは摂りたくない、でも甘いものは食べたい」という私たち消費者側の矛盾したワガママが、“ゼロカロリー”や“カロリーオフ”を宣伝できる人工甘味料を、大いに市場に流通させています。
そのため、これらの甘味料は常に品薄状態となっているそうです。

強い毒性や副作用が疑われる危険な物質をわざわざ体内に取り入れてまで、カロリーを恐れたり甘いものを食べたりすることに、どれほどの意味があるのでしょうか?

いいこと尽くめの話には、必ず裏があります。
最後に自分の身体を駄目にする危険を避けるためには、甘い食べ物・飲み物を潔く控え、カロリーそのものの摂取を減らすことです。

もしあなたが「どうしても甘いものを我慢できない」というならなおさら、食品添加物の害や砂糖の摂りすぎのリスクなど、今どきの食品の持つ危険さについて正しい認識を持っておくことをお勧めします。

なぜなら、それがとても有効な抑止力になるからです。

私も実は甘いものが本当に好きで、大手メーカーがお手頃価格で出している菓子パンやケーキ、和菓子などを見かけるとつい手が出てしまうのですが、商品の裏側の原材料表示に目を通すと、すぐ棚に戻してしまいます。

たった一つの菓子パンに、小さな字で3~4行にもわたり、馴染みのない物質名(食品添加物)や製剤名がずらずらと並んでいるのを見ると、どうしても口にするのが恐くなるのです。

甘いものを食べて気晴らしをすることのリスクがどれほど高いかがちゃんと理解できれば、自ずとそこには逃げ道を求めなくなります。

その分、仕事や趣味に専念したり、適度な運動によって発散させようと行動するようになります。

そうすれば、日に三度のご飯がおいしく食べられますし、朝すっきり目覚められる、体が軽い、便通がよいなど体調のよさが実感できて、毎日を生き生きと過ごせるようになりますよ(^^)

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