健康な食事について考えるブログ

やっぱり和食がいいんです!本当においしくて健康になれる食事って何?一緒に考えましょう。

日本人は赤肉を食べ続けてもよい?健康な食事のお手本「昔の和食」を見直そう

      2015/12/30

Pocket
LINEで送る

「加工肉は発がん物質である」
「赤肉はヒトに発がんさせる可能性がかなり高い」

IARC (国際がん研究機関) が実質そのように発がんリスク評価を下し、世界が一時騒然としたにもかかわらず、日本の公的機関である国立がん研究センターは、「日本人は摂取量が低いから関係ない」と元の鞘に収めることに終始しているという話を、前回の記事に書きました。

※ 加工肉 (ウィンナー・ハム・ベーコン等) や赤肉 (牛肉・豚肉) の摂取は、多くなればなるほど確実に大腸がん胃がんのリスクを高めます。
肉を食べることによる大腸がんと胃がんの発症メカニズムについては、↓↓↓以下の記事をご覧ください。
大腸がんも胃がんも予防可能!原因は食事。ガンの仕組みを分かりやすく説明します

本当に私たち日本人は、このままウィンナーやお肉を食べ続けてもよいのか?
日本人が目指すべき、真に健康的な食生活のあり方 について考えてみましょう。

スポンサーリンク



現在、理想的な食生活の世界標準は「昔ながらの日本の食事」

washoku
現在、海外で主流となっている食生活のガイドラインは、元をたどれば伝統的な日本の食事がモデルになっていると言われます。

理想的な食生活を世界で最初に示したのは、1977年にアメリカで出された「マクガバン・レポート」であると言えるでしょう。

国家プロジェクトとして数千万ドルもの費用を投じ、世界中の研究者の協力を得て7年もの歳月をかけて作成された、この5000ページにも及ぶこの膨大な報告書の中に、「最も理想的な食事は日本人の元禄時代 (江戸中期) 以前の食事である」と明確に述べられています。

玄米や粟(あわ)、ヒエ、麦などの精製されていない穀類を中心に、大豆やキビ、旬の野菜に魚介類、海藻などをおかずとしていた、今の時代から見れば本当に「粗食」そのものと言えそうな昔の日本の家庭料理です。

現在では日本の食もすっかり欧米化されてしまいました。
わざわざ大量の小麦を輸入してパンやパスタ、菓子類を食べ、大量の大豆を輸入して牛や豚にエサを与えて肉を売り、あるいは植物油をつくって、ファストフードや外食、加工食品にと毎日大量に消費しています。

その結果、

国民の2人に1人は必ず発ガンし、
3人に1人がガンで亡くなり、
4人に1人が動脈硬化による心疾患や脳卒中で亡くなり、
3.5人に1人が高血圧、
6人に1人が高脂血症、
そして5人に1人が糖尿病やその予備群である

…という、たった数十年の間にとんでもない「慢性疾患大国」に変わり果ててしまいました。

このような状況の中で、本当に「日本人は加工肉や赤肉の平均摂取量が海外よりも低いから、このまま普通に食べていればよい」等と言えるのでしょうか?

政府もメディアも、食ビジネスの利権構造に切り込まなければ、日本の本当の食生活改善はあり得ない

加工肉や赤肉は、ご承知のように、小麦や乳製品と並んで「食の欧米化」を代表するような食材です。

肉類を食べ続けるということは、即ち、

一緒に大量のバターやトランス脂肪酸を摂取し、
濃厚なタレや塩こしょうから過剰な塩分を摂り、
牛乳やチーズで仕込んだ料理を頻繁に食べ、
そんな高カロリー・高脂質なメニューを平気で消費者に提供する、ファストフードや外食、コンビニ、量販店の加工食品に毎日の食事を依存し続ける

…ということなのです。

これが我が国の現実なのに、農水省や厚労省を始めとする政府機関は、食品産業や輸入国の利益を保護してばかりで、国民の健康なんか一向に案じてくれません。

かつてマクガバン・レポートがアメリカで出された頃、食品や関連業界からの風当たりは並ではなく、国を挙げた食生活改善運動は幾度もロビー活動や業界と癒着した人材によって阻まれました。

けれども何年もの歳月をかけながら確実に運動を推し進め、アメリカ国民のがん死亡率を大きく減らすことに成功しました。

そして今では、そこに至るまでさまざまな障害や圧力があったことも、私たち日本人までが知識として知ることができる。

それは、功利主義に傾いた業界の圧力に政府が屈さなかったばかりでなく、そのような事実をアメリカのメディアが果敢に報道してきたからです。

日本では、政府も重い腰を上げませんし、メディアも一切報道することはありません。

そのくせ、近年の医療費増大によって国家予算の支出が増えると、たちまち消費税を上げたり社会保障の自己負担額を増やしたりするのです。

自分たちの怠慢で国民をさまざまな病気にさせ、健康という幸せを奪っておきながら、その財政的なツケまで結局は国民に回してくる。
本気で言いますが、この国の政治は根本的に間違っています。

これほどの体たらくに成り下がってもまだ、例えば「マクガバン・レポート」をまとめたマクガバン氏のような、自分たちが煽りを食らってでも真実を国民に伝えようと動いてくれる人物は、この国の主要機関には1人も現れないのです。

ですから、政府やメディアの言うことなんか当てにせず、自分からさまざまな情報を調べ、自分の目で真実を見極め、自分や家族の健康を自分で守りましょう。

WHOはなぜ「肉を食べるな」と言わないのか?

話を元に戻しますが、IARCもWHO (世界保健機関) も、赤肉を一切食べるなとは言っていません。

健康上のリスクとメリットのバランスを取りながら、具体的な許容摂取量 (1日にどのくらいまで食べてよいのか) など、各国に最適なリスク評価と栄養指針を政府が国民に示すように」と求めるに留めています。

赤肉は、IARC の発がんリスク評価で「グループ2A」つまり「恐らく人に対して発がん性があると思われる」物質に分類されています。

それほどに発がんリスクの高いものなら、できれば食べないほうがいいに決まっています。
それなのに、なぜWHOは「肉を食べるな!」とは決して言わないのでしょうか?

これについては、次の記事にまとめてあります。
WHOは「赤肉を食べるな」とは言わないけれど…日本人が肉を食べる必要はない

>記事の一覧へ

Pocket
LINEで送る