健康な食事について考えるブログ

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低炭水化物ダイエット (ローカーボンダイエット) って、効くんじゃない?

      2015/09/23

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肉ばかり食べても太らないダイエット??

低炭水化物ダイエット(ローカーボンダイエット)とは、文字通り、穀類や芋類などの炭水化物の摂取を抑え、肉や魚、卵、乳製品などたんぱく質の多い食事を心がけることによって、体重を減らそうとするダイエットです。

その理論はどんなものかと言いますと、

① 炭水化物の過剰な摂取は、インシュリンの分泌を増やして高インシュリン血症を引き起こす。

② すると脳が満腹感を把握することができず、さらに炭水化物を食べてしまうという悪循環にはまる、

③ その結果、肥満を招く。

④ だから、まずは炭水化物の摂取量を制限する必要がある。

…というものです。  

炭水化物を摂る量を抑えますと、エネルギー源に困りますから、必然的にたんぱく質を大量に摂り、そこからエネルギーを得なければなりません。

つまり実際には、低炭水化物 & 高たんぱく質・高脂質な食事になるわけです。  

 

低タンパク質(ローカーボン)ダイエットの危険性

しかし一方で、高たんぱく質・高脂質な食生活には、様々な健康上のリスクが指摘されています。

例えば、肉やバターには飽和脂肪酸が多量に含まれていますが、これは摂りすぎると中性脂肪やコレステロールを体内に増やし、動脈硬化や高脂血症、心筋梗塞を引き起こす原因となります。  

また、動物性たんぱく質を摂り過ぎると、アミノ酸の分解と排泄のために、肝臓や腎臓に多大な負担をかけ、これらの内臓に様々な病気を招く結果となります。  

 

さらに、近年では腸内環境の研究も盛んに行われていますが、動物性たんぱく質の摂りすぎによって、腸内で腐敗が起こり、硫化水素やメタンガス、アンモニアなどの毒素が発生し、様々な病変を身体にもたらす可能性が明らかになっています。  

その他にも、血液の酸性化のために骨のカルシウムが溶け出して骨そしょう症になりやすいことも言われていますし、アトピーや花粉症なども、現代の肉食的な食生活が大いに関係しているそうです。  

 

低炭水化物の食事療法は、あくまでも糖尿病の治療法

低炭水化物ダイエット(ローカーボンダイエット)は、元々は糖尿病の治療法として体系化されてきた理論です。

糖尿病の方の糖質を抑え、高すぎるインシュリン抵抗性を正常に改善し、健康体を取り戻すためのいわば“一時的な”対処方法です。

ですから、病状が改善されてくれば、それに伴ってまた少しずつ炭水化物の摂取量を増やし、最終的には健康な人々が食べる通常の量にまで戻すことを目的とします。  

 

肥満と糖尿病は周知の通り密接に関連していますから、糖尿病が治れば肥満もずいぶん解消されますので、結果として「痩せた」という現象が起きます。

しかしこれを逆手にとって「痩せるためには低炭水化物」と安易に素人がこのダイエットに取り組むと、主食のご飯を減らして大好きな肉やファーストフードをたっぷり食べる、という、上記に述べたような不健康で危険な身体状態に陥る可能性が大なのです。  

 

一番大事なのは、バランスのとれた食事と生活習慣

かつて戦前戦後の日本では、米所で白米ばかり食べる地域、そして漁村で魚ばかりを食べる地域は、いずれもみんな短命でした。

確かに、炭水化物の過剰摂取は体内の中性脂肪を増大させますので、注意が必要です。
けれども、何事も極端に走らないように気を付けましょう。  

炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル…どれもほどほどに大事です。
バランスの良い食事を心がけ、かつ適度な運動を怠らないようにし、余分なカロリーが身体の中に蓄積されないようにすることが大切です。    

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