健康な食事について考えるブログ

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【肉食=現代の食事がガンの原因となる理由③】活性酸素が癌を起こす仕組み

      2015/12/30

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現代では、付き合いでの飲み会や外食ばかりでなく、家庭の食事でも焼き肉やしゃぶしゃぶをするなど、肉料理をたくさん食べる機会が増えています。

この、肉や脂肪の摂取が多く、野菜や海藻、未精製の穀類など食物繊維の摂取が少ない現代の食生活が、体内の活性酸素の発生を確実に増やすことになります。

活性酸素がシミやそばかす、肌荒れ等を引き起こす、美容の大敵であることはよく知られているかもしれません。

しかしそれと同時に、細胞や器官を酸化させ、運動機能や内臓機能の低下、認知症や白内障などさまざまな老化現象を招きます。

そしてさらには、アレルギーやリウマチのみならず、がん、糖尿病、動脈硬化による心疾患や脳卒中など、あらゆる深刻な生活習慣病の源となっているのです。

コレステロールを酸化させ、結果として動脈硬化を引き起こすのも活性酸素であることは、前回の記事でお話ししました。

前回記事:【肉食=現代の食事がガンの原因となる理由②】肉を食べると免疫力低下するのはなぜ?

今回は、肉食を中心とする現代の高カロリー・高脂質の食事が、大腸がんや胃がんのみならず、体のあちこちで発がんのリスクを高めるメカニズムを、特に活性酸素との関連で見ていきたいと思います。

とりあえずこの記事では、

「活性酸素とは、一体どんなもの?」
「活性酸素の発生する原因は、何がある?」

気になるこの二点について、簡単に分かりやすく説明していきます。

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活性酸素とは何か?

悪名高い「活性酸素」。
詳細はいつか別の記事にまとめたいと思いますが、ここではとりあえず、「普通の酸素がより活性化された物質」とだけ理解してください。

簡単に言えば、いつもは安定している酸素分子の構造が少し変化して、電子のもたらす電気的なエネルギーが不安定になった状態です。

このような不安定な構造の分子は、自分が安定するために周囲の物質から手当り次第に電子を奪おうとします。
そして電子を奪う際に、相手の水素原子(H)をも奪うか、自分の酸素原子(O)を押し付けるかします。
こうして相手を「酸化」してしまうわけです。

このように酸化させられた物質は変性してしまい、元の正しい機能を果たせなくなります。
結果、体内での働きにさまざまな障害が出て、老化現象として現れてくるわけですね。

活性酸素の発生する原因は?

私たちは生きている限り、活性酸素の発生を避けることはできません。
それは、生命の維持に欠かせない「呼吸」の副産物であり、同時に血液の免疫力で体を守るための手段でもあるからです。

ただ生きて呼吸するだけでも、活性酸素はたえず発生する。

私たちは酸素を取り込み、細胞内の「ミトコンドリア」と呼ばれる部分でエネルギーを生成しますが、その作業の際に数%は必ず不完全な形で復元され、電気的に不安定な活性酸素が発生します。

これらの活性酸素は寿命も短く、人体に備わった抗酸化機能ですぐに消滅させられます。
また、周囲の細胞を酸化して電子を奪っても、自身はそれで安定した物質となって酸化能力を失いますし、酸化した細胞をDNA修復して元に戻す力も、人体は兼ね備えています。

ところが、この活性酸素が過剰に発生したり、体の抗酸化能力が衰えたりすると、これらの回復機能がうまく働かなくなり、「酸化ストレス」が強い状態となります。

すると上述したように、さまざまな老化や病気という形で体に異変を起こします。

悪い異物や細菌をやっつけるため、活性酸素がつくられる。

あるいはまた、白血球は体内に侵入した異物や病原菌を攻撃する際に、過酸化水素などの活性酸素を生成し、この酸化力を利用して相手を死滅させることが分かっています。

ですから、紫外線や放射線を浴びたとき、あるいは有害な化学物質などを摂取した際にも、活性酸素が体内にたくさんつくられることになります。

活性酸素がなぜ発がんの原因になるの?

活性酸素は、周囲の体細胞を構成するさまざまな物質から電子を奪い、酸化させます。
ですので、細胞は次第に分子レベルで変性し、ついには遺伝子(生物の設計情報)の書かれたDNAまでも傷つけられる…ということが起こります。

遺伝子が書き換えられると、細胞は突然変異を起こし、今までとは全く異なる細胞が生まれ、放っておくとどんどん増殖します。
これが次第に目に見えるほどの大きさとなり、腫瘍となるわけですね。

これが、活性酸素によってガン(悪性腫瘍)が生まれる原因です。

また、活性酸素が過剰に発生すると、これを除去する抗酸化作用を持った酵素類も不足します。
さらに、活性酸素は過酸化脂質など有害な異物も体内に増やすので、これらを攻撃する白血球も忙しくなり、全体的に免疫力が低下します。

そのために、発生したガン細胞への抵抗力も弱まり、ますますガンの促進のリスクを高めます。

活性酸素のおよその正体と、ガンを引き起こすメカニズムがお分かりいただけたでしょうか?

次回はいよいよ、

・なぜ肉食中心の現代の食生活が、体内に活性酸素を増やすのか?

これについて見ていきたいと思います。

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