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パレオ・ダイエット (原始人ダイエット) って、どうでしょう?

      2015/09/24

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パレオ・ダイエット(原始人ダイエット)の理論

パレオ・ダイエット(原始人ダイエット)とは、人類の歴史に農耕が始まる以前、つまり旧石器時代の食生活に近い食事を現代に取り入れることによって、原始人と同じような丈夫な身体や、皮下脂肪のないスリムな体型を手に入れようとするものです。  

その理論の根拠は、炭水化物や調味料、乳製品や加工食品などのような食物が現代社会に様々な生活習慣病を引き起こしているのに対し、旧石器時代にはそのような病気で死ぬ人はほとんどおらず、野生の動植物を採取するのみの食事で、毎日狩猟に明け暮れ、肉体を酷使する生活を健康的に営んできたというものです。  

また、農耕民族が地上に現れてから僅か1万年足らずしか経っていないのに対し、それ以前の旧石器時代は何百万年も続いたと言われ、本来我々人間の身体は肉食に向いているのであって、現代のような穀類中心の食生活に身体が適応するには1万年という歳月は短すぎる、そのように主張する学者もいます。  

 

 原始人は本当に健康で長生きだったのか?

しかし、現代の私たちの身体を検証してみますと、口の中は肉を噛みきる犬歯ではなく穀類をすり潰す臼歯がよく発達していますし、腸の長さを見ても、肉に比べて消化されにくい穀類を消化できるよう充分に発達していると言われています。  

さらに、果たして原始人が本当に健康で丈夫な身体をしていたのかどうか。
単に毎日野山を走り回っていたというイメージだけで、勝手に想像することはできません。

日本の縄文人に関して言えば、平均寿命は15歳前後、15歳時の平均余命は15~20年とされていますから、乳幼児期の死亡率の高さを考慮しても、長生きしてもせいぜい35歳頃までだったと考えられます。  

つまり、生活習慣病が起こらないほど健康だったわけでなく、それらの病気になるほど長生きできなかったわけです。

当時の死因には事故死も多かったと考えられますが、やはり恵まれない食生活により健康を害していたと推測するのが自然でしょう。  

 

 人類がここまで発展できたのは、穀類やいも類の栽培のおかげ

そもそも私たち人類は、農耕という手段を手に入れてから、日夜飢餓に脅え狩猟や植物の採集に明け暮れる生活から脱し、時間的・精神的なゆとりを得たため、その生活をさらに豊かで文化的なものに発展させることができたのです。  

そこには、穀類やいも類、すなわち炭水化物という極めて効率的なエネルギー源の発見も、大きく関わっています。

炭水化物から生成されるグリコーゲンは、脳の働きに重要な役割を果たします。
ある意味、それらの食材を食すことが、私たち人類を他の動物から一線を画す高度な精神活動へと導き、人類を「人間らしい」存在へと高め、現代の文明社会を築き上げるのを可能にしたと言えるのではないでしょうか。  

最後にパレオ・ダイエットの効能に限って言えば、「低炭水化物ダイエット」って、効くんじゃない?の記事でもお話ししたとおりで、低炭水化物&高たんぱく質・高脂質の食生活が孕むリスクを考慮した上で考えなければなりません。

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