健康な食事について考えるブログ

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主菜にはたんぱく質を⑤――魚を食べるということについて。ぶり、マグロよりもアジ、いわしを。

      2015/10/05

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このサイトでは、日々の食事の主菜(おかず)に、動物性たんぱく質として魚介類を食べることをおすすめしています。
しかし、かつては広い大海で洋々と生きていたはずの魚類にも、現代ではさまざまな化学汚染の危険が迫っています。

この記事では、本当に安心しておいしく食べられる「魚介類の選び方・買い方」についてまとめました。

現代の養殖事情

youshoku養殖魚もまた、食肉用の家畜と同じく“過密飼い”状態となっています。

そのため、やはり牛・豚・鶏のように運動不足となりますし、魚同士がぶつかって体に傷ができ、細菌に感染しやすい、また生簀(いけす)内にフンが残るなど不潔になりやすい、そんな悪条件が重なって病気も蔓延しやすいのです。

そのため、駆虫剤・抗生物質・抗菌剤などが多量に投与されることになります。  

1970年代には、奇形のハマチやたいが卸売市場に出され、業者が安く競り落としていくのが広く見受けられたといいます。

これは、養殖生けすの漁網に海藻や貝が付着して目詰まりを起こし、水質汚濁や酸素不足を招くため、漁網に「TBTO(有機スズ化合物)」を塗布していたためと言われています。

ハマチ、たい、ブリなどの大型養殖魚は、刺身や切り身として料亭で出されたり店頭に並べられることが多いので、元が奇形であっても一般消費者には分からないわけです。

TBTOは猛毒であるため、1990年に使用が禁止されましたが、その後も2000年初頭まで、養殖業者による不正輸入や使用が幾度となく発覚しました。
つまり、現在でも密かに使用されている可能性がないとは言えないのです。  

また、養殖魚に与えるエサは、かつては小イワシなど生魚が中心でしたが、現在では魚粉に小麦粉や大豆、鶏卵などを配合し、さらに多種の飼料添加物を加えた固形飼料が主流となっています。

当然ですが、自然の海にいる魚が小麦粉や大豆、鶏卵などを食べるはずがありませんし、ましてや防カビ剤、抗酸化剤、粘結剤、乳化剤などが含まれたエサを与えられているわけですから、元々の生態に悪影響がないとは考えにくいです。  

なお、養殖エビは外国産のものが多いですが、抗菌剤など化学物質が大量に使われている他、二酸化硫黄が漂白剤として使用されていることがほとんどです。 

今度、店頭でエビを見かけたら、品質表示をよく見てみてください。

また、土用の丑の日が近づくとおいしそうな加工ウナギが出回りますが、手頃な値段のものはほとんど中国産です。
この中国産のウナギからは、危険性が高いとされる各種の抗菌剤が頻繁に検出されています。  

ぶりやマグロは、必ず天然物を

これらから総じて言えることは、まず「養殖の魚介類は国内外問わず避けたほうがよい」ということでしょう。

最近では、発泡トレーにラップで包まれた鮮魚類にも「養殖」か「天然」かの表示が必ずされるようになっています。  

天然物のほうがどうしても割高ですが、長い間の体の健康のことを考えると、多少の出費増は引き受けてもよいでしょう。
安価で体によくないものを食べ、将来高い医療費を支払うよりは低コストとなるはずです。  

地元で獲れる大衆魚が、最も安価で安全、新鮮でおいしい

さらにもう一歩突っ込んで考えると、天然の高級魚(ハマチ、たい、ブリ、マグロ等)にお金を払う余裕がないのであれば、無理にそれらのものを食べなくても、アジ、いわし、さば、サンマなどの大衆魚、その他お住まいの近辺の漁場で獲れる低価格の小魚を買えば一番よいのです。  

春から夏にかけてのアジ、秋のサンマなど、旬の魚は脂乗りがよく栄養価も高く、高級魚に負けず劣らずのおいしさです。

太平洋と日本海、日本列島の北側と南側でも、捕れる魚の種類は全然違います。
例えば、ここ四国では、アジ、サンマなどの他に、かます、きびなご、ベイケン(カイワリ)と言った地元の魚が、スーパーの鮮魚コーナーに広く安値で出回ります。  

魚介類に限らず、その土地の食材に合ったおいしい料理法が、日本全国どの地方にも大抵昔から伝わっていますので、お住まいの地域で年長の方に尋ねてみてもいいかもしれません。  

大衆魚は骨まで食べよう!

また、サンマやいわし等の大衆魚は、調理の仕方によって、頭からしっぽまで丸ごと食べることができるものも多いです。

昔(昭和初期から戦後の時代)の漁村でも、大きな魚の切り身ばかり食べる漁民は早死にし、小魚を骨も内臓も含めて残さず食べる漁民は長生きであったという調査結果もあります。  

現代では海洋汚染の問題もあり、内臓や脳髄を食することには抵抗もありますが、煮付けや焼き付けなど、調理を工夫して身ばかりでなく骨も食べるようにすれば、魚の持つ栄養素をより有効に私たちの健康に役立てることができるでしょう。

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