健康な食事について考えるブログ

やっぱり和食がいいんです!本当においしくて健康になれる食事って何?一緒に考えましょう。

人間の健康によい食事は、自然環境にも優しい②――日本食は「地産地消」にも適している

      2015/12/30

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“素朴な日本食”で、人も自然も健康に

この記事は、前回からの続きです。
人間の健康によい食事は、自然環境にも優しい①――現代の“食”が抱える様々な問題

前回は、「健康な食事とは、そもそもどのようなものか?」について考えました。

そしてそれは
「人間の身体と心に優しいだけでなく、地球の生態系全体と調和を保ちながら長く続けられる食事である」
と結論しました。

では、本当に私たちの体と心に優しい、自然と共生できる食生活とは、具体的には一体どのようなものなのでしょう。

一つの理想的な答えが、私たちの身近にあります。
それは“昔ながらの日本の食生活”です。

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寿司や天ぷらなどの“高級な日本食”ではなく、古くから地方村で、農作業などの肉体労働に明け暮れながら家族を養ってきた一般庶民の家庭で、毎日の食卓に出されていた“素朴な日本食”がよいのです。

なぜでしょうか?
その理由を、以下にまとめてみました。

地元の食材で簡単調理、それが昔ながらの“日本の食事”のいいところ

魚介類

例えば、日本人が昔から動物性たんぱく質源として食べてきた「魚」について考えてみますと…。

日本は海に囲まれた国であり、各地の近海で大小さまざまな魚が豊富に水揚げされます。
日本海側と太平洋側でも、獲れる魚の種類は異なります。

けれども、例えば「焼き魚」は、塩などを振って単純に焼くだけなので、どんな魚でも簡単に調理できます。
また「煮魚」も、しょうゆ・酒・みりんといった昔ながらの日本の調味料、それにショウガが一片でもあれば、どんな魚でもおいしく煮付けることができます。

もちろん、その地で獲れる魚に応じた独特の郷土料理もあるでしょう。

しかしそれにしても、日々の主菜(たんぱく質源)として肉類でなく魚介類を中心に取り入れるなら、地元で獲れる魚やイカで、手間いらずのおいしいおかずが毎日簡単にできてしまいます。

※魚を選ぶ・食べる際の注意点については、こちらの記事にまとめました。
魚を食べるということについて。ぶり、マグロよりもアジ、いわしを。

野菜・海藻

また、野菜類の煮物、おひたし、和え物、漬け物なども、根菜、葉物など大まかに分けて調理法の区別はありますが、大抵どんな種類の野菜でも材料として使うことができます。

洋風の調理に比べて作業もシンプル、鍋や皿を油で汚すこともありません。
さらに日持ちがするので、多目につくって2~3日に分けて食卓に出せるなど、一石二鳥どころか三鳥にも四鳥にもなります(^^)

また、日本人は、魚介類とともに海藻もたくさん食べてきた民族です。
海藻の種類も、のり・ひじき・わかめ・昆布などたくさんあります。

上記の海藻類は、全て乾燥保存ができ、使うときに使いたいだけ、簡単に戻して使用できます。
食べ方も、佃煮にしたり、野菜の煮物や酢の物に混ぜたり、味噌汁やお吸い物の具にしたり等、バリエーション豊かです。 

地元で採れる野菜や海藻を、煮たり、ゆでたり、酢やしょうゆで和えるなど、昔ながらの簡単でクリーンな調理法で調理すれば、準備や片付けに手間もかからず、環境にも優しい。
それに何と言っても、日本人の主食であるご飯が最もおいしく食べられます。

野菜・海藻・豆類など、副菜の食べ方について詳しくは、こちらから興味のある記事へジャンプしてください。
記事の一覧 - 毎日の食事の取り方「副菜=おかずについて」

味噌汁

さらに、昔ながらの日本の食事に欠かせない“味噌汁”ですが、野菜、海藻、魚介類、豆製品など、各地で取れる様々な食材を具材として活用できます。

日本各地の、実にありとあらゆる季節の野菜が味噌汁にマッチするので、毎日朝夕の食事に出しても飽きることがありません。 
調理も簡単、だし汁で野菜を少し煮て、味噌を溶き入れるだけ。
手間いらず、低コスト、極めて庶民的でありながら、毎日の食卓に何気なく四季を映し出してくれる…味噌汁はそんな、本当に趣のある日本人らしい家庭料理であると言えます。

だし汁を始め、味噌汁の作り方、具材の選び方などに関しては、こちらから興味ある記事にジャンプできます。
記事の一覧 - 毎日の食事の取り方「味噌汁の話」

地球・消費者・生産者…全てに優しい「地産地消」の食習慣

上記のような、昔なじみの和風メニューを毎日の食卓に載せれば、「地産地消」にも繋がります。
「地産地消」は、人の体にも環境にも、そしてお財布にも優しいのです。

その理由としては、

① 流通の過程が少ないので、交通手段の利用による環境汚染、エネルギー消費が少なく、地球に優しい。
また、コストがかからないので、販売者、消費者双方の経済的負担が少ない。

② 地元の人々に提供する作物なので、互いの顔が見えやすく、極端に有害な農薬や殺菌剤などは使いにくい
ある程度、消費者の安全性・安心性にも配慮した食品生産が行われるようになりやすい。

……といったことが挙げられます。

次の記事に続きます →「人間の健康によい食事は、自然環境にも優しい③」

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